いちばん強調したい被写体にピントを合わせる
ピントがズレていると商品写真が台無し
ネットショップで扱う商品の写真をきれいに撮るために、ピントの合わせ方はとても重要です。ピントがズレていたら、せっかくの商品写真が台無しになってしまうことは容易におわかりいただけるでしょう。ピントと言うと、素人が写真を撮影するときには、オートフォーカスでピント合わせをすることが多いのではないかと思います。
オートフォーカスでは、自動で被写体にピントを合わせてくれますから、とても便利な機能のように思うでしょう。しかし、オートフォーカスでは、ピントが思いどおりに合ってくれないこともあります。というのも、オートフォーカスでは、画面に含まれる被写体の中からピントを合わせる被写体を自動的に選びますから、対象となる被写体がたくさんある場合には、思いどおりの被写体にピントが合わないことがあるのです。
商品撮影では、売り物である商品以外にピントが合ってしまうと、ピントがズレた見栄えの悪い写真になってしまいます。
オートフォーカスの扱い方に気を付ける
オートフォーカスで商品撮影する場合には、カメラにフォーカスポイントが表示されます。フォーカスポイントというのは、ピントを合わせる基準点になります。
ですから、フォーカスポイントが、基準となる被写体に当たっているかどうかを確認してから撮ることが重要です。なお、オートフォーカスでシャッターを半押しにしてピントを合わせた状態を維持することをフォーカスロックと言いますが、ピントを合わせたい被写体にフォーカスロックをかけてから構図を整えると上手に撮ることができます。
オートフォーカスではどうしてもピントが合わない場合には、マニュアルフォーカスに切り替えて撮影を行います。マニュアルフォーカスとは、自分でレンズのフォーカスリングを回してピントを合わせる方法になります。
撮影したら、カメラの液晶モニターで撮った画像を拡大表示してみて、ピントが合っているかどうか確認してみましょう。